・生態調査
虹ケ浜海水浴場に過去に生息していたとされる「カブトガニ」の生態調査を専門家とLOMメンバーにて確認を行う。(専門家の予定と大潮の日程を考慮し、平日実施という事とコロナ感染症対策として少人数で実施)
・発掘作業
メンバーによるタイムカプセルを掘り起こす作業を実施します。また、開封式典時に使用する動画を撮影する。
・開封式典
20年前の関係者並びに来賓をお招きしてタイムカプセルの開封並びに内容物の確認を実施します。掘り起こし作業状況は動画で上映する。また、開封時も動画撮影を行い、動画配信を実施し関係者が閲覧可能な状況を作る。
・収納物発送作業
メンバーによる内容物の発送作業を事務局にて実施します。
・モニュメント撤去
土木業者によるモニュメント撤去並びに原形復旧作業を実施します。
昭和49年に光青年会議所の第13代理事長 宮本不二雄先輩の時代に「五万人虹の祭典」で光市民ホールの前庭に埋設されたタイムカプセルがありました。それは、当時の松岡満寿男光市長から寄贈されたステンレス製のもので、平成12年に掘り起こされました。
そして、平成13年にそのステンレス製のタイムカプセルを再利用し、環境学習の一環として「光市の20年後」を題材とした市内中学生による作文や市内小学生や一般公募された絵手紙が収納されたタイムカプセルを創立40周年記念事業として、虹ケ浜の都市整備公園に「新世紀タイムカプセル」と銘打ってモニュメントを建造しタイムカプセルを埋設しました。
そのタイムカプセルの開封日が「20年後の海の日」と定められており、本年が開封予定となっています。そこで、この度創立60周年記念事業として「新世紀タイムカプセル」の開封を行い、市民1182名の光市に対する想いを返却します。
20年前に当時の環境委員会が、光市の子どもたちの「青少年の健全育成」を願い環境学習に焦点を当てて、カブトガニの産卵地として虹ケ浜の自然環境が蘇るようにと想いを込めて設置した新世紀タイムカプセルを開封し、収納物を当時の関係者1182名超の各々に届ける事で、過去の「想い」と現在の「想い」を融合させることで新たな未来への「想い」を育むことが出来ます。
そして、その人々と共に光市のより良い環境整備の実現に向けて能動的市民を育むことが目的です。
理事長名 和田 真一
担当者名 熊谷 朝和
まずは、青年会議所事務局に保管されている20年前の資料を探し、タイムカプセルがどのような物なのかを把握することから始めました。そして、20年前のカブトガニの産卵地としての復活への想いが現在に反映されているのかを確認するためにカブトガニの生息確認を行いました。
その結果、現在の光市にはカブトガニの産卵には適していても生息繁殖には向いていないという事が分かりました。さらに、タイムカプセル開封式典の時に現在の光市の環境に適していないカブトガニを環境指標とするのではなく、新たなる環境指標としてスナメリの観測を地元高校のヨット部と協力して行う事を発表しました。
タイムカプセルの発掘は、過去資料を基にスムーズにいきましたが、収納物の中で中学生の作文は住所の記載が無く市内各中学校の協力で卒業者名簿の確認をさせていただき、返送を行っているところです。
20年前に光市の自然の豊かさが蘇るようにと、それを図る環境指標としてカブトガニを設定し、20年後の光市についての想いを込めてタイムカプセルを設置しました。しかし、現在の光市の海岸環境ではカブトガニの生息条件が整っていないが十分にきれいな海を維持出来ていることを勘案して、一概に「カブトガニが生息している≠自然豊か」ではないことを確認し新たな環境指標としてスナメリを設定し、スナメリの観測記録を地元高校のホームページで公開していただけるようにしました。そうすることにより光青年会議所が今年で解散した後でも、光市民の自然環境に対する思いが地元高校を中心に今後も引き継いでいくことが出来ます。
また、現在事業途中の為市民の意識変革に対するアンケート結果が少ししか得られていませんが、関係者からは確実な影響力があり非常に有益な事業になるっているとご意見を頂いており、我々も有益であると確信しています。
9月10日まででアンケート取得数がまだ6件しかありませんので大した検証は出来ませんが、確実に下記の様な市民意識の向上が確認されており、今後更に増えていきます。
・20年前と比べて、ゴミ問題も世界レベルに広がり、より意識を向けないといけないと思いました。
・せっかく素晴らしい海や自然をもっと楽しみたいと思いました。20年経って今は2児の母親です。これからも光市で子ども達と楽しい日々を送りたいです。
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